ノーペイン・ノーゲイン
ノーペイン・ノーゲイン(No pain,no gain)
最近、この言葉を見かけたり聞いたりしたのでちょっと気になります。
これは
「痛み無くして、得るもの無し」
「犠牲なくして、成功なし」
といった意味があります。
「成功するためには先に痛みを伴う」とはよく聞きます。
先に手放す
手放したスペースに運やチャンスが入ってくる。
魔法のザクロ
「魔法のザクロ」とは、
ユダヤ人の成功哲学「タルムード」に出てきます。
タルムードは1500年前にその原型が誕生し、日常生活、医学、衛生、子育て、争い、家庭、恋愛など
あらゆる事柄について書かれている書物。
その内容を子供でも理解できるように「説話」として残されている中の一つが
「魔法のザクロ」です。
内容は以下の通り↓↓
あるところに仲良しの3兄弟がいました。
3人は成人を迎えた時に約束をします。
「これから10年、それぞれ修行をしよう。10年後、その10年間で自分が見つけた
【一番不思議なもの】
を持って帰ってきて、見せ合おう」
そして持ち帰ってきたもの
1番上の兄は【世界の隅々まで見える不思議なガラスのコップ】
2番目の兄は【鳥よりも速く飛べる空飛ぶ絨毯】
3番目の弟は【不思議なザクロの実】
【世界の隅々まで見えるガラスのコップ】をみんなで覗いてみると
ある国のお姫さまが重病で寝ている姿が見えました。
ベットの傍らでは王様が
「誰か助けてくれ」と嘆いています。
これを聞いた3人は【鳥よりも早く飛べる空飛ぶ絨毯】に乗ってお姫様の元に飛んでいきました。
そして到着して【ザクロの実】を半分に割りお姫様に食べさせました。
するとお姫様の病気はみるみる治りました。
3人に感激した王様はこう言いました。
「お前たち3人のおかげで娘が重病から回復した。3人の誰でも娘と結婚してよい」と。
すると姫が、「私にも質問させてください」と言いました。
まず1番上の兄に
「あなたは【世界の隅々まで見えるガラスのコップ】で私の重病を見つけてくれました。
そのコップはまだ今も変わりなく見ることができますか?」
一番上の兄は「はい、全くもとのままです」
「では、2番目のお兄様、あなたは【鳥よりも早く飛べる空飛ぶ絨毯】に乗っていち早く駆けつけてくれましたが、その絨毯は今でも空を飛べますか?」
2番目の兄は「はい、全く問題なく使えます」
「さて3番目の弟、あなたは私に【ザクロの実】を食べさせて病気を治してくれました。そのザクロは以前と違いますか?」
3番目の弟は「はい、お姫様に半分差し上げたので、今は半分しかありません」
そしてお姫様は言いました。
「私は、この一番下の弟と結婚します。彼は私の為に大切なザクロを半分失ったのですから」
ここで話は終わります。
この話を聞いた子供たちが
「どう思い」「どう考えるのか?」
ユダヤ人の成功哲学は思考を高めるということにも繋がっていますね。
最後に
「魔法のザクロ」というタルムードの中のお話。
「ザクロを半分差し出したことで3人の中で失ったモノが大きいという理由で
お姫様と結婚することができた」という
これが「ノーペイン・ノーゲイン」
犠牲なくして、成功なし
という考え方を学ぶことができます。
まず先に差しだす。ということ。
そしてその先の成功へ繋がっていくのですね。
ノーペイン・ノーゲイン
最後まで読んでくださりありがとうございます。
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