久保田一竹美術館
先日、山梨県河口湖の近くにある久保田一竹美術館に行ってきました。
富士山の麓、豊かな自然に包まれたその場所は、まるで別世界。
美術館の建物に一歩足を踏み入れた瞬間から、
静けさと深い美意識に包まれています。

久保田一竹さんてどんな人?
久保田一竹さんについて全く知らない状態で行ってきました💦
「一竹辻が花(いっちくつじがはな)」という独自の染色技法を確立した染色家で
室町時代の“辻が花染め”を現代に蘇らせたその作品は、
圧倒的な色彩と繊細な文様、そしてそこに込められた精神性が何よりも印象的。
展示室には、四季や自然をテーマにした着物がずらりと並び、
特に「光響(こうきょう)」シリーズは、まさに“染めの宇宙”とも言える壮麗さ。
着物の一つひとつが、繊細で絵画のようです。
建物と庭園もアート
ミシュラン観光ガイド「三ツ星」の美術館
美術館の建物は、久保田氏が理想を追い求めて設計されたそうで、
重厚感と温かみが同居しています。
遺跡のような門に圧倒され異世界へ。

敷地内の日本庭園も見逃せません。
苔むした石畳、静かに水をたたえる池、風に揺れる木々。
アカマツ林に囲まれた4000坪の敷地
高台寺、圓徳院を修復、建仁寺「潮音庭」を監修した庭師が作庭したという庭は
どこを切り取っても絵になる景色で、
芸術と自然が調和した空間に心が洗われました。

庭を抜けるとガウディを意識したオマージュ建築。
カフェも併設されているのでのんびりとした時間を過ごせます。
まとめ
久保田一竹美術館は、
富士山観光とセットで訪れるのもおすすめですが、この美術館を目的にして訪れる価値も十分にあります。
芸術や染色に詳しくなくても、その世界観と空間の美しさにきっと心を打たれるはず。
静かな時間を過ごしたい方、
自然と調和したアートに触れたい方には、
ぜひ一度足を運んでみてほしい場所です。
最後まで読んでくださりありがとうございます。