曼珠沙華
秋のお彼岸の頃に咲く花の曼珠沙華(まんじゅしゃげ)
彼岸花とも呼ばれていますね
今が見頃でいろいろなところで曼珠沙華が咲いています。
曼珠沙華の群生地では真っ赤な絨毯を敷き詰めたように咲いています。
お彼岸の頃に咲く花ということで
子供の頃にはちょっと怖いイメージがありました。
そして道端に咲いている寂しい感じが印象に残っています。
田んぼや畑のあぜ道などに数本の塊で所々に咲いている風景を見ていたせいかもしれません。
別名で「死人花(しびとばな)」「幽霊花(ゆうれいばな)」「地獄花(じごくばな)」
などというちょっと怖い呼び名もついているそうです。
そして「曼珠沙華(まんじゅしゃげ)」は
サンスクリット語で天界に咲く花という意味で
おめでたいことが起こる兆しに赤い花が天から降ってくるという
仏教の経典からきているそう。
毒がある
曼珠沙華には毒があるのを知ってる?
曼珠沙華の球根には毒があります。
地中に棲むモグラやネズミを田畑に寄せ付けない効果があるそうで
田んぼや畑のあぜ道などに曼珠沙華が見られるのはそういう理由からだったんです。
墓地の周りにも曼珠沙華があるのも墓を荒らされないようにするために
植えられているということ。
曼珠沙華の特徴
曼珠沙華は「先に花が咲き、後から葉が伸びる」といいます。
普通の草花とは逆。
急に曼珠沙華が咲いているのを見かけるのは葉がないからなんですね。
それも一斉に咲き始めています。
芽を出してから、1日で10cm近く茎が伸び
瞬く間に50cmほどになり真っ赤な花が咲く。
そして1週間ほどで花も茎も枯れてしまい
球根から葉っぱが伸びてくる。
そして夏になる頃には葉を枯らして休眠期に入り、
秋にまた花を咲かせる。
というサイクルで花を咲かせています。
ワンコの散歩の時に見ていた曼珠沙華。
いつも不思議だったんですよね。
毎日見ているはずだったのにあっという間に花が咲いて、
その咲いたあとには、何かの植物の葉がたくさん生えていた。
違う植物を植えたのかと思ってましたから💦
それが曼珠沙華の葉だったとは知りませんでした💦
最後に
少量で咲いている曼珠沙華はとっても寂しそうでちょっと怖そうなイメージですが
曼珠沙華が一面に咲いていると真っ赤な絨毯のようでとってもきれいです。
真っ赤なところが色鮮やかで神秘的にも見えます。
この曼珠沙華。
毒を持っていることで田畑の周りに植えられていたのも意味があってのこと。
花を咲かせるサイクルが他の花とは逆だということは知りませんでした💦
ずっと不思議だった曼珠沙華の花が咲く速さと葉がついていない理由。
別物だと思っていたものが一つの植物だった。
まだまだ知らないことたくさんありそうです。
最後まで読んでくださりありがとうございます。
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